MicroSync 不発解決への道
記事 No.393


◎ 2014-04-23  追記しました。


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※ 以下に記載した内容は Ben Shop工房 HP内にある内容を一部転載したものです。

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Q1

◆ 相談なのですが、L-01ケーブルの在庫はもうありませんでしょうか?
もしあるのならば、1本ゆずっていただきたいのですが。。。。

 東京の W氏


◆ 自作されたコード類の数々は、自分でも「あったらいいな」と思っていたものばかり。
中でもジェネレータ用のL-01は、スタジオやロケ先で苦い思いをした者にとっては目からウロコの発想です。
そこで、イキナリのお訪ねで恐縮なのですが、こちらのL-01やL-02を作成していただき、購入することは可能でしょうか?
お忙しい中お手数をおかけしますが、お時間のある時にでもご返答いただければ幸いです。

 神奈川の F氏


Q2

◆ 発光エラーが頻繁になってしまった状態の MicroSyncの診断と修理。
そして " L-01コード " を作っていただけないか。というご相談です。
急ぎませんのでご検討ください。

 京都の N氏


Q3

◆ コメットとプロペットを併用していますが、MicroSync II で突然シンクロしなかったり、正常になったり、
不発が突発的に発生して困っております。
有料で修理、改造などお願いできますでしょうか?

 新潟の Y氏




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A1 , A2

L-01ケーブルを製作する事は可能です。
ただし、2本セットの価格になります。

 L-01ケーブル 2本セット 3,000円 (税別)

 ◎ ケーブル長は指定が可能。( 100 - 300mm以内 / 許容誤差: 最大 20mmとする )
 ◎ 送料サービス
 ◎ 保証有り → 1週間以内の不良は交換します。又、1年以内に不具合が発生した場合は無償修理します。
 ◎ 無償修理は 1回のみ有効。 但し、往復の送料はご負担ください。( 切手を貼った返信用封筒を同封 )
 ◎ ご注文の際は、「 特定商取引法に基づく表示 」をご確認の上、ご注文ください。

[ 2本セットの理由 ]
 ・ もしケーブルが不具合の原因である場合、スペアのケーブルがあれば同条件で撮影が続行できる。

[ L-01ケーブルが正常であるか確認する方法 ]
 ・ MicroSyncレシーバーに、L-01ケーブルを接続する。
 ・ 電源を OFFにしたストロボに、上記の L-01ケーブルを接続する。
 ・ ストロボの電源を ONにした時に、MicroSyncの LEDが 2回点滅すれば、L-01ケーブルは正常。
  ( ストロボを発光させる必要はありません。ストロボの電源を ONにするだけです。)
 ・ もし、LEDが点滅しない場合、MicroSyncレシーバー内の電池を新品に交換し、再度確認してください。
 ・ それでも LEDが点灯しない場合は L-01ケーブルをスペアのケーブルと交換する。
 ・ 再度確認し LEDが 2回点滅すれば、先程のケーブルが不良と判断できます。
 ・ 修理をご相談ください。

 ◎ L-02ケーブルも製作可能。ただし、Canon用と Nikon用( ネジロック付き )では仕様が異なります。
  詳細はお問い合わせください。


A2 , A3

相談は無料ですから、これから記載する内容を参考にしていただき、最初はご自分で解決してみる事をお勧めします。
それでも不具合が解決しない場合や、作業が面倒な場合、ご希望の改造を有料でお受け致します。
ただし、改造をしたからといって確実に不具合がゼロになるとは限りません。それが、電波制御の宿命とご理解いただいた上でのご依頼をお願い致します。



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【 ストロボが突然発光しなくなる原因とは? 】

MicroSyncに関する不具合の相談は良く有ります。
ですが、「 不発が不定期に突発的に発生する 」というような曖昧な現象が一番タチの悪い不具合といえます。
何故なら、修理の際にその不具合が再現しない状況では原因が特定できず、処置のしようがないからです。

ですが、それでは解決になりませんので、予測修理という方法を行なうしかありません。
( 原因を予測して修理や改造をする訳ですから、必ず不具合が解決する保証はありません。)

不具合の主な原因を、MicroSync研究所 では以下のように推測しています。

 ☆★★★★ (1) MicroSyncトランスミッター本体の故障( 送信電波が弱い / 送信電波が不安定 )
 ☆☆★★★ (2) MicroSyncトランスミッターの電池消耗( Loバッテリー表示不良 )
 ☆☆☆★★ (3) MicroSyncトランスミッター内部の接触不良。
 ☆☆☆☆★ (4) MicroSyncトランスミッターと、カメラのホットシュー間の接触不良。
 ☆☆☆★★ (5) 電波とは 気ままなモノ。その場所の環境や条件等により、電波受信が不安定になる事もある。
 ☆☆★★★ (6) MicroSyncレシーバー本体の故障( 電波受信が不安定 )
 ☆★★★★ (7) MicroSyncレシーバーの電池消耗( Loバッテリー表示不良 )

このように、ストロボが発光しなくなる原因は様々考えられます。
そこで参考になるヒントが ☆の数です。
これは、これまで当研究室で MicroSyncの内部構造を独自に解析したり、修理経験から算出した重要度を示しています。
( ☆ = 白星が多い程、不具合原因の確率が高い )



【 MicroSyncは接触不良が発生しやすい? 】

という事で、如何にも原因として高そうな以下の項目についてチェックをしてみましょう...

 ☆☆☆★★ (3) MicroSyncトランスミッター内部の接触不良。
 ☆☆☆☆★ (4) MicroSyncトランスミッターと、カメラのホットシュー間の接触不良。

当研究室で MicroSyncの内部構造を解析した結果を、誤解( 間違い )を恐れずに簡単に分かり易く解説します。

※ 以下の内容は、あくまで個人の考え( 予測・推測を含む )であり、間違った内容を含む可能性があります。
※ これは製造メーカーを誹謗中傷しているのでは無く、不発の原因を考察した結果を個人的に記載したまでです。ご指摘があれば内容の削除に応じます。
※ 私は MicroSyncのファンです。製造メーカーはユーザーの声を広く受け入れ、今後の製品開発、及び、改良に役立てていただく事を望みます。



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↑ この画像は、記事 No.033 ( 2009-12-12 )に掲載したものです。
この写真は当時の MicroSyncの内部写真であり、 MicroSync II ではありません。
現在は既に改良されている可能性もありますので、参考にならないかも?しれません...



 A (1)と(3)は回路上では短絡( 導通 )していなければならないが、実際には接触しているだけである。
 B (4)は(3)の別角度の画像だが、ハンダが基盤側だけでなく、外側にまで盛られている。
 C (6)は、その先に付くベアリングを押し出す為のバネだが、バネの反発力が弱いと思われる。
 D カメラのホットシューとの接点に、ベアリングが使われている。


A について
本体を組み立てる際に(3)を(1)の金属部分に接触させて、本体を組み上げる。
この(3)-(1)間の接触抵抗を上げる為に、(1)にあるような鋭利なバリ( キズ )を わざわざ付けていると思われる。

このバリの目的は、(1)の金属( ハンダ部? )に このバリの先端部が食い込んで、接触不良を回避する対策の為と推測する。
しかし、(2)を見ても分かるように、そのバリは個体によって様々な形状が存在する事が分かる。
したがて、一定の効果が期待できない個体も存在するようだ。
つまり(2)は(1)よりもバリが浅い為、バリの先端部が無いに等しい。これでは(3)-(1)間の接触抵抗を改善できない可能性がある為、接触不良が発生しやすい個体といえる。


B について
(4)の L字金具は、基盤側でハンダ付けされるべきパーツであると思われるが、外側にまでハンダが盛られている。

そもそもこの L字金具は、(1)に押し当てられた時に、(1)のバリにテンションを掛けながら食い込む事により、接触抵抗を上げる重要なパーツであると予測する。
(3)を良く見ると、L字金具のセンターに折りミゾがあり、安易に曲がらないような強度対策が取られているように見える。
L字金具の先端部が(1)に接触し、押された時にそれだけ強いテンションが(3)に掛るようになっているという事。( あくまで個人の推測 )

この部分にハンダが外側にまで回り込んでいる状況では、L字金具の柔軟性は完全に失われるので、設計通りの精度が確保されないまま組み立てられた個体の場合、(3)-(1)間の接触抵抗が計時変化で下がり、接触不良を発生しかねない状況が発生する可能性がある。

C について
単純に、このバネの反発力?が弱い為に、ベアリングを押し出す力が弱い為、カメラ側のホットシューとの接触抵抗が下がり、接触不良が発生し易い状況が発生する。

D について
ベアリングのような比較的大きい形状の丸いモノを、カメラのホットシュー接点に押し付けた場合、接触不良を起こす可能性がある。
たとえば、先端を鉛筆の先みたいな三角錐( 但し、先端は丸くなっている )にした、より小さい形状の先端部を接点に押し付けた方が、接触抵抗が上がるので それだけ接触不良が発生する確率が低くなる。

実際に、Canon オフカメラシューコード OC-E3のホットシューとの接点は、以前はベアリングのような円形だったが、現在は三角錐の形状( 先端は丸い )に変更され、より接触不良が起きにくいよう改良されている。

以上のように、MicroSyncは内部も含めて、接触不良が起きやすい設計になっていると私自身は感じている。
これもコストダウンの影響かもしれない。
この内部解析を行った 2009年 12月当時の対策は(5)のように、(3)-(1)間をリード線で短絡したり、(6)のバネ長を伸ばして長くし、ベアリングの反発力を強くしたりして、接触不良が起きにくいように改良して使っていました。

でも、現在の不発対策は、MicroSyncのカメラ接点を、Canonのオフカメラシューコード OC-E3の それと置き換える対策を行っています。
( ついでに、0.1°分解能のデジタル水準器が使えるような機能も取り入れています。)

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【 どうすれば、あまりコストを掛けずに接触不良の対策ができるの? 】

MicroSyncを上記の(5)や(6)を参考にして、対策を取る事です。( ◎ 全て自己責任で行ってください。)
工作に自信の無い方は、以下の方法もありますので、参考にしてください。

MicroSyncには外部端子があります。
ここに L-02 のようなケーブル ↓ を接続して、カメラのシンクロターミナルに接続します。
あまりスマートではありませんが、これだけで不発対策になります。

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本来は、外部端子とシンクロターミナルを接続すれば、MicroSyncをカメラのホットシューに差さなくてもストロボを発光させる事が出来ますが、MicroSyncをホットシューにも接続する事で、ホットシューとシンクロターミナルの両方からの信号を感知できるようになりますので、それだけ不発が減るという訳です。

つまり、どちらかの接点に不具合があったとしても、もう一方の信号ラインが生きていれば正常にストロボを発光させる事が出来ます。
もちろん、シンクロターミナルのラインにだけ頼るのは危険ですから、2ライン同時接続は不発を減らす有効な対策になると考えられます。

是非、参考にしてください。



【 MicroSyncの接点を改造できますか? 】

はい。 MicroSyncの接点を Canonのオフカメラシューコード OC-E3に変更する改造は可能です。
単に接点部を OC-E3に変更する場合と、デジタル水準器 Wixeyが併用して使える改造のご希望も承ります。
あなたの撮影スタイルに合致したタイプをご指定ください。

それぞれ、実際に改造したサンプル品が御座いますので、外観のデザインや機能などをお確かめの上、ご注文ください。
又、あなたの撮影スタイルに応じて、必要なご要望があればカスタマイズにも なるべくお答え致します。
お気軽にご相談ください…


以上、長くなりましてスミマセン…
分かり難い部分もあるかと思います。ご不明な点などありましたらコメントをお願い致します。




4月23日追記 □□□



【 カスタマイズの一例 】

MicroSync以外のトランスミッターを Wixeyと一緒に使いたいのですが 可能ですか? 」という要望で開発。
2013年 09月 に開発がスタートした New BSR

↓ これは動くアニメーションですが、一部のスマホでは静止画像に見えるかもしれません...
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ハイ。もちろん Canon スピードライト・トランスミッター ST-E3-RTが使えます。
その他のトランスミッターも、サイズによっては使えるかもしれません。( ご確認ください。)
サイドのホットシューが回転する事で、 カメラを比較的高い位置に設置したり、カくメラを前方に傾けても、トランスミッターのディスプレイを見易い角度に調整できます。

◎ この回転機構は要望には入っていなかった機能ですが、ショップマスターのアイデアで より使い易くなったと思います。
◎ 写真の商品はプロトタイプです。市販品は一部変更される可能性があります。
◎ ホットシューアングルの回転フィールは、レンズのヘリコイドを回転している様な滑らかな操作感であり、角度固定の為のロックは必要ありません。
◎ 現在、最終検証中。








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( カメラからスピードライトを離して使用する為の Canon純正のストロボ延長コード. )
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by 39medaka | 2014-04-21 07:23 | MicroSync 研究室
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